俺は営業をしているんだが、営業をしているときにとても役に立つのが、お笑い芸人から得た知識だったりする。
芸人は頭の回転が速くなくてはできない仕事のひとつだと俺は思っている。
もちろん、ボケとつっこみというポジションがあって、同じようにネタを考える人間がいれば、考えられたそのネタに忠実に演じることしかしない人間もいるだろう。
しかし、どちらであっても基本的に、リズム感というかタイミングの計り方といった話し方のセンスが必要とされる職業だと思っている。
今日はさんまさんとタモリさんについて。
ホンマでっかという番組があるけれど、明石家さんまは本当にトークの達人だと感服させられる番組のひとつである。
あれだけの知識人たちをいじってキャラを際立たせて、あそこまで科学や研究をお笑いに変えている番組はないだろうと思う。
もう放送は終わっているが、「恋のから騒ぎ」などもさんまさんのトークの冴えわたる番組だった。
小林麻耶、真央姉妹や、NEWS23でスポーツを担当していたこともあるあの小倉弘子アナまでも恋からの出身なのである。
とにかくこの番組でのさんまさんの出演者いじりは最高だった!
のちのち、恋からのエピソードでドラマが作られていたくらいだから、もともとおもしろい人材をかき集めてきているのはわかってはいるが、それにしてもあのあだ名のつけ方のセンス・・・。
タモリさん
マジョリティーに愛され、マイノリティーからも愛されるタモリさん。
タモリさんの番組は、ただただどっか歩いて回る、どーしようもないネタを深く掘り下げる、という地味な面白さ、サブカル系の心をつかむ、隅っこで常にいたずらを繰り返している、というようなものが多い。
最近好きなヨルタモリにしても、本当にくっだらないことをやっている。
しかし、あれだけやっていることが地味であると、とにかくトーク力で面白くするしかないじゃないか。
あれで面白いってなんなんだと思う。見てるこっちがまったく知らないことをネタにしても笑えるってすごくないか!?
それがタモリさんのすごさだと思う。知識というか、持っている素材の多さにいつも驚かされる。
なんにしても、この人たちには
ボキャブラリーとか、そのボキャブラリーが生まれるもとになっている情報量というか経験値が半端ない。
心から尊敬する。